- 非常に冷酷な集団の一員ですが、どんな集団であれ、なかにいる人間は真剣ですよね。善といわれる集団側からみれば、悪の集団ということになるわけですが、そのなかでキハを純粋な幼い少女のときから見守りながら、時には父親や兄のように面倒を見る。心中はかつて同じようだった幼いころの自分を思い出しながら、現在の自分を見つめなおしている、そんな人物でした。
- （大長老役の）チェ・ミンスさんとの共演シーンでは、私も自分なりの個性を出したいと準備していたのですが、彼の個性が強烈なため、2人とも個性的にしてしまうと衝突してしまいます。そのため多くのことを捨てる演技をしました。受身のシーンでも、もし私が視線を動かすと、視聴者の人もついそちらに目がいってしまいます。ですから、私はじっとしたままでいました。そういう捨てる演技は初めてでしたが、それをみなさんに評価していただけたようです。
- サリャンはキハと大長老の間で葛藤（かっとう）しながら、火天（ファチョン）会の人間として行動しなければならない人物でした。キハの切なく悲痛な思いを知りながら、どうしてあげることもできない。そういう状況で、誤解したキハに首に刀を突きつけられながら、「命ならいつでも差し出します」と言うシーン（第20話）があります。常に心を込めて演じていましたが、あのシーンは特に感情が心から染み出してくるようで、一番印象に残っています。
출처:http://www3.nhk.or.jp/kaigai/taioshijinki_gtv/message/message_08.html
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